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Mプロの第2戦レポートをお送りします。
予選 春の陽気に包まれたSUGO で行われた第2戦。チームは、4月の初旬に2回に渡って行ったテストで好感触を得、意気揚々とサーキットに乗り込んだ。
公式練習行われた4月30 日は、これ以上ないというくらいの好天に恵まれ、路面温度も上昇。しかし、この状況がチームにとっては災いした。テストを行った時点の路面温度とはその差があまりにも
大きすぎたのだ。このため、ほとんどテストで得たデータは使えなかったが、気を取り直してまずは1回目の走行に臨んだ。 午前中はこれまでの懸案となっていた足回りのセッティングの煮詰めに集中。しかしエンジントラブルのため満足に走行することはかなわなかった。そして2本目には転倒を
喫してしまう。さらにその後も、トラブルが発生してしまい、結局わずか5周しか周回できずに終わる。しかし、それでも初日にしてはまずまずのセッティングの感触を得た
ことにチームは満足し、公式予選へと気持ちを新たに臨んだ。
明けて公式予選。ここでも好天に恵まれ、各車レコード樹立に闘志を燃やしていた。もちろん、それは岡田とて例外ではなく、マシンもある程度ライダーのリクエストどおり
に煮詰まっており、気合い十分で予選に臨んだ。しかし、事態は思わぬ方向へと流れていく。まず午前の1回目のセッションで、レースのあらゆる状況を想定して、エンジン
の仕様を変えたマシンでコースインしたのだが、これが裏目に出た。ライダーのフィーリングにまったく合わない仕様だったのだ。コースインした岡田はわずか1ラップで
PIT IN 。元の仕様に戻して再びコースインするが、1コーナーでリアを滑らせ転倒。このセッションもわずか5〜6周で終えることとなってしまった。 このままではまずい。チー
ムのだれもがそう思っていたが、しかし、予選2回目を走るにあたって、もう一度マシンセッティングを一から見直し、ライダーのリクエストに忠実に沿ってセッティングし
た結果、タイムも伸び、1分36秒955の18 番手を獲得するまでにいたった。この最終セッションでなんとかセッティングの方向性に光明を見いだしたライダーとチームは、決意を新たに決勝へと臨めるだけの精神力を
回復していた。 岡田 「予選1回目終わった時点ではもうまったくセッティングが出なくて、どうしようもないような状況だたが、2回目で自分の走りに合うセッティングが見つかり、なんとか自信
も回復できてよかった。せっかくここまで事態が好転したので、今回の目標は優勝うんぬんよりも、ポイント獲得と、完走を目指して頑張りたい」 矢部
「予選1回目終了時点ではチームの雰囲気は最悪で、一時はレースキャンセルも止むなしか、というところまでいってしまったが、どうにかリカバーできてよかった。午前の状
況から見れば、このタイムはいいタイムといえると思う。この最悪の状況の中、ライダーはよく回復して、集中力を高めてタイムを出してくれた。同時に、マシンは走ってい
るということが証明できたので、決勝もいい勝負ができるのではないか。あとはライダーの頑張り次第だ」
決勝 決勝前のフリー走行でも好タイムをたたき出し、予選2回目終了後の好調を持続させていることを証明した岡田。タイムだけではなく、足回りのセッティング面でもいい感じ
になってきたと、ライダー自身語るほどであった。 そして決勝。風は多少あるものの、快晴に恵まれたSUGO のクリスマスツリーにグリーンシグナルが点った。一斉にスタートするマシンたち。しかし、岡田のマシンはその中にはいなかった。クラッチミートをミスった岡田は1コー
ナーに進入したときには25〜26番手の位置を余儀無くされたのだ。しかし、ここからの岡田の走りには、まさに目を見張るものがあった。1周目こそ20
位だったが、その後の猛追で4周目には17位、10周目には15位にまで順位を上げる。 その後も毎周確実に1台はパスし続けるという素晴らしい走りを見せた岡田は、ついにラスト4周の時点で5位にまでジャンプアップ。セカンドグループのトップにまで躍り
出る。このままいけば予選終了時点では考えられなかった順位をゲットできる。しかし、ここで岡田にひとつの欲が出た。後続をもっと引き離してやる。さらにアクセルをワ
イドオープンさせる岡田。そして結果的には、この、ライダーとしては当然といえる「欲」が裏目に出た。 シケイン進入でのまさかの転倒。 結局この転倒が致命傷になり、ピットインまでは果たすがそのままリタイヤ。ノーポイントという結果に終わった。しかし、岡田と矢部の顔には失望ばかりが宿っていたわけ
ではなかった。むしろ、その目にはある種の晴れやかささえ漂っていた。 確かにこのレースだけを見ればとてもほめられた結果ではない。しかし、シーズンは長い。まだ戦いは始まったばかりだ。そして、このレースでも収穫は確実にあった。
彼らの瞳は確かにそう語っていた。 岡田 「確かに5位にまで上がったのに転倒リタイヤンに終わったのは悔しく、残念ではあるが、マシンが自分に合ったものに仕上がりつつあるという感触を得られたので、そう悲観
するものでもない。転倒にしたって、マシンがより煮詰まっていれば、また、欲をかかなければ転んでいなかったと思うので、これから改善していけば、結果はおのずとつい
てくると思う。次戦以降への光明が確かに見えてきたのだから、これからの走りに期待していただきたい」 矢部 「予選1回目終了時のあの雰囲気からは考えられないいい走りをしてくれたから、残念な結果に終わってしまったが、その点に関しては満足している。マシン的にも、ストレー
トで他車を引き離せていたという事実から、確実に進歩している。あとはよりライダーが乗りやすいマシンに仕上げていけばいいだけだ。今、現状のマシンで、ここまで戦え
たということが、次戦以降への確かなプラス材料だ。データも豊富にあるし、我がチームの次戦以降の戦い振りに期待していただきたい」 が取れたからまあ、収穫はあった。次頑張ります」
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